マイケル・ダグラス、殺害されたロブ・ライナー監督悼む 息子の薬物依存症めぐり語り合っていた

米オスカー俳優マイケル・ダグラス(81)が、現地時間14日に米ロサンゼルスの自宅で殺害されたロブ・ライナー監督と薬物依存に苦しむ息子たちの子育てについて互いに打ち明け合っていたことを明かした。映画「スタンド・バイ・ミー」(1986年)などで知られるライナー監督と妻ミシェルさんは、2件の殺人罪で起訴された息子ニック・ライナー被告に刺殺されたと報じられている。 21日に米CBSの特別報道番組に出演したダグラスは、「この悲惨な事件で、彼が息子との私生活でどれほどのプレッシャーを感じていたのか分かる」とコメント。自身にも薬物依存症を抱えた息子がいたと振り返り、「親として何ができて、何ができないのか私たちは良く話し合っていた」と述べた。 ニック被告は10代の頃から薬物依存に陥り、これまで20回以上リハビリ施設への入退所を繰り返してきたと伝えられている。一方のダグラスも、最初の妻との間の長男で俳優のキャメロン・ダグラスが2010年に覚醒剤取引きとヘロインの所持で逮捕されて有罪判決を受けるなど、長年薬物依存症と闘ってきたことで知られる。 番組の中でダグラスは、「うれしいことに息子は依存症を乗り越え、今は豊かな人生を送っている。そのことについて(ライナー監督)と何度も話をしてきた」とコメント。「舞台裏でいろいろなことが起きていても、彼は常に最善を尽くす人だった」と述べ、悲劇的な死を悼んだ。(千歳香奈子)

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