韓国前大統領「家に帰るつもりはない」発言に誤解…弁護士「妻のためでなく、収監中の軍関係者への配慮」

【12月31日 KOREA WAVE】韓国・公職者犯罪捜査処(公捜処)による逮捕令状執行の妨害などの罪に問われているユン・ソンニョル(尹錫悦)前大統領が12月26日に発した「家に帰るつもりはほとんどない」との最終陳述について、弁護人がその真意を説明した。 ユン・ソンニョル氏の代理人を務めるソン・ジンホ弁護士は12月29日、自身のSNSを通じて「一部で『妻キム・ゴニ(金建希)氏が収監されているための発言』と解釈されているが、本来の意図は異なる」と主張した。 弁護士によれば、ユン・ソンニョル氏は最終陳述前に用意した原稿をもとに弁護団と話し合っており、その趣旨は「自分の命令に従った軍人や警察官が今も拘束されて苦しんでいる中、自分だけが釈放されることに心が痛む。まずは彼らを釈放してほしい」というものだという。 ユン・ソンニョル氏はソウル中央地裁での裁判終盤の陳述で「私は1月18日に拘束期限が満了するが、家に帰るつもりはほとんどない」と語った。続けて、「妻も拘束されており、家に帰っても何をするのか。他にも起訴されている事件があり、いつでも別件で逮捕されることを望む」と発言し、法廷に静寂が広がった。 特別検察官チームはユン・ソンニョル氏に対して懲役10年を求刑している。1審の判決は来年1月16日に言い渡される予定。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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