ベネズエラ専門家、米のベネズエラ大統領攻撃は「プランB」だった「恐らく当初は…」

ベネズエラの地域研究が専門のアジア経済研究所主任研究員、坂口安紀氏が6日、TBS系「ひるおび」(月~金曜午前10時25分)にリモート出演。米国の軍事行動で3日未明に攻撃を受け、ベネズエラのマドゥロ大統領が拘束されたことについて、米国の軍事出動について「プランBだった」とコメントした。 3日未明に米軍がベネズエラ・カラカスのマドゥロ大統領宅を約3時間軍事攻撃して、大統領夫妻を拘束し、その日のうちに米ニューヨークの拘置所に移送。5日には「麻薬テロ共謀」「コカイン輸入共謀」「機関銃及び破壊装置の所持と共謀」の4つの罪でマドゥロ大統領の裁判が行われた。 MC恵俊彰が「坂口先生、なぜこのタイミングだったと思いますか」と尋ねた。坂口氏は「トランプ政権は昨年から時間をかけて、半年以上ですね、準備をしてきました。その準備というのは、マドゥロ政権が関連している麻薬ですとか犯罪組織が2つあるんですけど、米国社会の安全保障上の脅威である国際テロ組織と認定する。マドゥロ、及びその重鎮たちの拘束や逮捕に至る情報に、懸賞金を5000万ドル(約77億5000万円)まで引き上げた。歴代でいうとオサマ・ビン・ラディンやサダム・フセインが2500万ドルだったので、この2人分となります」と説明した。 さらに坂口氏は「昨年8月以降、ベネズエラの近海に大規模な(米)海軍を展開していますが、私はこれは最大限の威嚇で『これはかなわない』ということでマドゥロ自身が政権から離れる、もしくはマドゥロをとりまく軍人とか政治家からマドゥロを差し出させるための、そういう準備をしてきた。おそらく当初はトランプ大統領は爆撃とかはしたくなくて、これだけの脅威を見せつけることで彼らが出てくることを待っていたと思うんですが、3~4カ月しても膠着(こうちゃく)状態に陥って仕方がなかったので『プランB』、つまり局所的な攻撃に移ったと思います」などと分析、推測した。

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