暴力団組員が住んでいることを隠して、マンションの賃貸借契約を更新したとして、兵庫県警は14日、指定暴力団山口組系幹部の田中学容疑者(53)=福岡市東区=ら3人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。認否は明らかにしていない。 他に逮捕されたのは、自称自営業の細松亮司容疑者(36)=神戸市灘区=と、自称解体業の萩原寿起容疑者(27)=同市長田区。 組織犯罪対策課によると、暴力団組員など反社会的勢力の居住が禁じられている神戸市中央区中山手通1丁目のマンションの一室について、3人は共謀して、遅くとも2025年1月ごろからその部屋を田中容疑者が使用していたのに、貸主の不動産会社に伝えず、同年4月から2年間の契約を自動更新し、不法な利益を得た疑いがある。 この部屋は21年3月から、借り主を細松容疑者が代表を務める広告会社、居住者を同社従業員の萩原容疑者として契約していた。3人は知人とみられるという。 同課は、田中容疑者が神戸に滞在する際の生活拠点として使用していたとみて、いきさつを調べている。(根本快)