ケバブ店のドアを蹴って壊したとして建造物損壊の疑いで18日に逮捕、19日に釈放された中村鶴松(30)が出演していた「新春浅草歌舞伎」(東京・浅草公会堂)で20日、中村莟玉(かんぎょく=29)が、冒頭あいさつに立った。鶴松休演に伴う配役変更に触れ「その件に関しまして、大変、ご迷惑、ご心配をおかけしております」と述べた。 同興行では、出演者が交代で「お年玉『年始ごあいさつ』」を行っており、この日の第1部前のあいさつを莟玉が担当し「私ども出演者は申すに及ばず、スタッフの皆さんも本当に一致団結して、お越しくださったお客さまに、楽しかったな、良かったなと思っていただける舞台をお届けすべく、みんなで一致団結して一生懸命に頑張ってまいります」と呼びかけた。 莟玉は、鶴松が急きょ18日に休演した時には「傾城反魂香」の女房おとくを代役で演じている。19日の休演日に配役変更が発表され、千秋楽まで莟玉がつとめる。配役変更はほか、第1部「梶原平三誉石切」の奴菊平は中村橋吾、「相生獅子」の姫は市川男寅。また「お年玉『年始ごあいさつ』」の21、25日の第1部は、中村橋之助が担当する。 トラブルは18日未明に発生した。店員が通報した際、鶴松は酒に酔っていたという。19日に、拘留されていた蔵前署から釈放された際には「このたびは、ご心配、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ありませんでした。被害者の方には、誠心誠意、対応させていただければと思います」と謝罪した。