殺人事件被害者の遺族らでつくる「宙(そら)の会」は7日、東京都内で会見を開き、殺人未遂や死亡ひき逃げ事件に対する公訴時効の廃止などを国に求めていく方針を明らかにした。 会見には宙の会の会長で、平成8年9月に次女の小林順子さん=当時(21)=を殺害された小林賢二さん(79)のほか、11年に発生し、昨年容疑者が逮捕された名古屋市の主婦殺害事件の遺族の高羽悟さん(69)らが出席した。 小林さんは殺人罪などの公訴時効廃止から15年以上が経過したことに触れ、同じく生命に関わる重大犯罪である殺人未遂や死亡ひき逃げに時効があるのは「国民の意識としては大いに違和感を抱く」と指摘した。 また、不法行為から20年で賠償請求権が消滅する民法の制度について、「逃げ得を許すもの」と批判。被害者への損害賠償が確実に行われるよう、国が立て替えた上で加害者から資金を回収する代執行制度の確立を求めた。 国への要望には他に、性別や年齢幅などを表すDNA情報の活用や、命の大切さを学ぶ教育の充実などを盛り込んだ。