警察を名乗る男からの電話で「犯人グループの一員として疑われている。逮捕するかもしれない」などと言われ、70代の男性が現金1200万円をだまし取られました。 被害にあったのは山梨県甲府市に住む、無職の70代の男性です。 昨年11月中旬頃、男性の自宅の固定電話に「2時間後に電話が止まる。詳しい内容を知りたい場合は『1』を押してください」という音声ガイダンスが流れてきました。 男性が「1」を押すと、通信事業者の社員を名乗る男につながり、「あなた名義の携帯電話の料金が未払いになっている」などと言われました。 その後、愛知県警の警察官を名乗る別の男が電話に代わり、「あなた名義の携帯電話が犯罪に使われている」「犯人グループの一員として疑われている。逮捕するかもしれない」などと言われたということです。 さらに、次は検察官を名乗る男から「犯人でない証拠として、資産の紙幣番号を確認する。調査が終わればお金は返金される」などと言われ、男性は無実を証明するには指示に従うしかないと考え、昨年12月4日から11日までの間、6回にわたってそれぞれ別の個人名義の口座に合わせて1200万円を振り込みました。 この振り込みを不審に思った金融機関が警察に通報したことで被害が発覚しました。 ■詐欺を見破るポイント 警察は今回の事件を踏まえ、次のような注意点を呼びかけています。 ・警察官などの捜査機関が、資金調査で関係のない名義の口座に現金の送金を要求することはない ・警察官を名乗る不審な電話を受けた場合は、一度電話を切り、名乗った警察署または最寄りの警察署に電話して確認する