暴力団員に「みかじめ料」を渡したとして逮捕された違法スカウトグループ「ナチュラル」トップの小畑寛昭容疑者(40)が昨年1月中旬、自宅周辺で姿が確認されたのを最後に行方が分からなくなっていたことが28日、警視庁への取材で分かった。 同庁暴力団対策課などによると、同庁と千葉県警は同月下旬、ナチュラルの関係先として複数都県の風俗店など数十カ所を一斉捜索し、トップの小畑容疑者についても逮捕する予定だった。 しかし、同容疑者は直前の同月中旬に、東京都港区の自宅周辺で姿が確認されたのを最後に行方をくらましたため、一斉捜索当日はその他の関係者の逮捕にとどまった。 小畑容疑者は主に木山や西方と名乗っていたほか、西田や小長谷、谷山などさまざまな別名も使い分けていた。ナチュラル内でも、同容疑者の所在を知っていたメンバーはほとんどいなかったという。 また、捜査関係者によると、同課の警部補(43)=懲戒免職=による捜査情報漏えい事件で、ナチュラル側に渡った情報の中に、小畑容疑者の自宅前に設置された捜査用カメラの画角が分かる画像も含まれていた。 ただ、漏えい時期は、同容疑者の逃走から約3カ月後の昨年4月以降だった。同庁は漏えい相手や動機を詳しく調べている。