織山尚大が稽古初日から“人が変わった”理由を告白「皆さんが本当に優しいんです」

織山尚大が、1月28日に都内で開催された舞台「エクウス」取材会に、村川絵梨、岡本玲、千葉哲也と共に登場。共演者たちとの初対面時から“人が変わった”理由を明かす場面があった。 同作品は、実際に起きた事件を基に描かれた人間の心の闇と情熱を真正面からとらえたピーター・シェーファーの傑作戯曲を、小川絵梨子による新訳・演出で上演するもので、主演舞台は3年ぶりとなる織山が主人公の少年アランを演じる。東京公演は東京・東京グローブ座で1月29日(木)~2月15日(日)、大阪公演は大阪・サンケイホールブリーゼで2月20日(金)~24日(火)でそれぞれ上演される。 6頭の馬の目を突いて逮捕された17歳の少年アラン・ストラング(織山)。裁判を担当する友人の判事から要請を受け、精神科医のダイサート(村川)はその治療を引き受ける。治療が進むにつれ、明らかになるアランの複雑な家庭環境。そして、アランは自らの記憶をたどり、内に渦巻く情熱の正体をダイサートに語り始める。 ■病んでいる少年の役に共感「僕も病んでいるので(笑)」 初日を翌日に控えた織山は「この稽古期間は、毎日がフラッシュ暗算じゃないですけど、本当に速いスピードでここまで走ってきたので、『あっという間に本番だ…』という感じで…。まだちょっと緊張しますね」と述懐。 また、役について「アランくんは『エクウス』というものすごく大きい秘密を抱えていて、その秘密を言葉に表すと『内臓をむき出しで歩いている』ような、そんな状態なんです。それを登場人物の皆さんが“ラブ”でアランくんに送っていたものが“ヘイト”で返ってきてしまうという、(演じている)僕にはナイフを向けられているようにしか見えていないので、それをすごく抱えながら(物語上の)1週間ちょっとですごく成長する役です」と明かした。 さらに、役作りについて「アランにすごく似た部分を感じていて。彼は病んでいるんですけど、僕も病んでいるので(笑)。病んでいるっていうか普段暗いので、アランの気持ちはすごく分かるというか。アランと同じような10代を過ごしてきたし、芸能界というところにいるのである程度の“縛り”みたいなものは生まれるんですよ。だから、アランくんの『この世界を、もう終わらせたい』と嘆く部分はすごく共感できました。あとは、台本に『やせ細った少年』と書いてあったので、朝はスープだけにしたりと、ダイエットとかしました」と告白。 ■共演者たちとの顔合わせは「『もう全てが敵!』という感じ」 そんな中、稽古中での印象的なエピソードを聞かれると、「馬に乗るワークショップに行ったんですけど、実際に馬に触ったり、ブラシでブラッシングして、乗馬して…という時間をみんなで過ごしました」とにっこり。 すると、岡本と村川が「織山くんが、稽古初日と今では全然印象は違う。もう別人。表情とかまるで違う」と告白する。 2人の告発に、織山は「こんなこと言ったらあれですけど、『もう全てが敵!』という感じで(出演者が一堂に会して読み合わせをする)本読みをして、“誰もしゃべりかけられない”という感じだったんです」と苦笑い。 加えて、「稽古をやっていくうちに、皆さんが本当に優しいんですよ。お互いにリスペクトを持ってくださっている方たちで、ちゃんと自分のところから来てしゃべってくれるし、すごく話しやすいから毎日が楽しかったです」と変化の理由を打ち明けた。 ◆取材・文=原田健

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする