15年前の抗争事件で道仁会元ナンバー2を再逮捕 4県警捜査本部

佐賀県伊万里市で2011年、指定暴力団「九州誠道会」(福岡県大牟田市、現・浪川会)系組幹部ら2人が銃撃され死傷した事件で、福岡、佐賀、熊本、長崎の4県警合同捜査本部は29日、対立抗争中だった指定暴力団「道仁会」(福岡県久留米市)で当時ナンバー2の理事長だった坂本康弘被告(70)=別の殺人罪などで公判中=を殺人と殺人未遂、銃刀法違反の容疑で再逮捕した。捜査本部は、関連して28日に道仁会の元組員2人を同容疑で逮捕しており、逮捕者は3人目。 捜査本部によると、元組員2人はいずれも当時、道仁会系組幹部だった熊本市西区島崎、会社員、内村佑也容疑者(46)と熊本県美里町大井早、トラック運転手、山田宏幸容疑者(65)。 3人の逮捕容疑は実行役の男性組員=無期懲役が確定、服役中=らと共謀し11年4月5日午後1時10分ごろ、伊万里市の病院の正面出入り口前で九州誠道会系組幹部ら2人に向け拳銃で弾丸計4発を発射。男性組幹部(当時57歳)を殺害し、もう1人の男性にも重傷を負わせたとしている。捜査本部は坂本容疑者が事件の「指示役」、元組員2人は実行役の逃走支援や現場の見張り役で事件に関与したとみている。捜査本部は3人の認否を明らかにしていない。 坂本容疑者は08年9月に大牟田市で九州誠道会幹部を射殺したとして22年11月までに殺人などの容疑で逮捕、起訴され、今月16日に福岡地裁で開かれた初公判で起訴内容を否認していた。 九州誠道会は06年の道仁会の会長人事に反発した一部組員が分裂し、設立。両暴力団は一般人をも巻き込む激しい対立抗争を繰り返し、12年に改正暴力団対策法に基づいて全国初の「特定抗争指定暴力団」に指定され、14年に解除された。

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