●県警、防犯カメラで特定 昨年のクリスマスの夜に七尾市国分(こくぶ)町のスーパー「アルビス七尾店」駐車場で従業員1人が切りつけられた事件で、石川県警が近くに住む50代の男を強盗致傷の疑いで逮捕する方針を固めたことが29日、捜査関係者への取材で分かった。防犯カメラの映像などから、逃走していた男の身元を割り出した。発生から1カ月、事件は解決に向け大きく進展する。 事件は昨年12月25日午後9時40分ごろに発生した。七尾署などによると、羽咋市在住の同店の60代パート従業員男性が店舗を出て車に乗ろうとした際、刃物を持った男から「騒いだら殺すぞ」などと言われ、もみ合いとなり、左腕を切りつけられて全治2カ月の重傷を負った。男は刃物を所持したまま逃走し、同署や県警捜査1課が男の行方を追っていた。 捜査関係者によると、被害者の話や、男の周辺捜査などから金品目的とみて容疑を特定。男は白髪交じりの中年で、身長は約165センチ。犯行当時、黒っぽい服装をしていた。従業員の男性とは面識がなかったとみられる。周辺の防犯カメラの映像を調べるなどして男の身元を割り出した。 スーパーは国道249号の近くで、七尾市七尾中から約350メートルの距離にあり、周辺の民家とは100メートルほど離れている。 事件発生時の閉店時間は午後9時だった。捜査関係者などによると、従業員の男性は事件当日、閉店作業を担当し、最後に退店した。店舗の隣にあるドラッグストアも午後9時閉店で、同15分ごろには従業員全員が店を出て、無人だったという。 七尾署などは巡回を強化するとともに、現場周辺で検問を実施するなど情報提供を呼び掛けていた。