退職希望者から依頼を受け、本人に代わって勤務先に退職の意思を伝える退職代行サービス「モームリ」を巡り、警視庁は3日、弁護士法違反の疑いで、モームリの運営会社「アルバトロス」社長、谷本慎二容疑者(37)を逮捕した。 捜査関係者によると、谷本容疑者は弁護士資格がないにもかかわらず、顧客から依頼された勤務先との交渉などの法律事務を提携先の弁護士に斡旋(あっせん)し、紹介料を得た疑いが持たれている。 弁護士法は、弁護士資格を持たない者が報酬目的で法律事務を斡旋したり、弁護士が斡旋を受けたりすることを禁止している。モームリを巡っては、残業代請求などを巡って勤務先との間で生じる交渉を弁護士に斡旋していた疑いがあるなどとして昨年10月、警視庁がアルバトロス本社や、東京都内の弁護士事務所を家宅捜索し、押収した資料などを調べていた。 モームリは、令和4年にサービスを開始。ホームページによると、累計4万件以上の退職を確定させたという。