強い寒気が流れ込み、東京都心部でも5の積雪を記録した2月8日の早朝、中央区・築地大橋で警察官2人がひき逃げされて重傷を負うという衝撃的な事故が発生した。 早朝5時半ごろ、車2台の衝突事故の対応のために現場に停車していたパトカーに、新車価格で3000万円は下らない高級外車・ランボルギーニ ウルスがものすごい勢いで突っ込んできた。ランボルギーニはまず前方を走っていたタクシーに追突、その後、近くに停車していたパトカーにぶつかったという。事故を避けようとした後続の車もスリップして次々に単独事故や衝突事故を起こし、計8台が絡む多重事故となった。 しかし、話はそれだけで終わらなかった。 「ランボルギーニは雪の中をノーマルタイヤで爆走。制限速度の時速60を大幅に上回る速度で走っていたとみられています。この事故でランボルギーニの運転手の男を含め、7人が重軽傷を負いました。 パトカーに乗っていた男性巡査部長(51)と男性警部補(49)は首や腰の骨を折る重傷。ランボルギーニの助手席に乗っていた20代女性も骨盤を折る重傷を負った。ところが……運転手の男は、負傷した警察官の救助をするどころか、動けなくなっていた同乗の女性も車ごと捨てて逃走したのです」(全国紙社会部記者) 逃走した運転手の男──中国籍の自営業・劉長然(りう・じゃんらん)容疑者(41)は、約15時間後の夜8時ごろに警視庁月島署に出頭。自動車運転死傷行為処罰法違反(危険運転致傷)と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕された。 劉容疑者の自宅は晴海のタワマンエリアにあり、銀座方面から自宅へと戻る途中の事故だったようだ。同乗の20代女性について劉容疑者は「当日に知り合った」と供述している。 10日の朝、劉容疑者は月島署から護送車で送検された。テレビ各局のカメラが狙っているのに気づいた劉容疑者は卑怯にも運転席の陰に身を隠し、各社カメラマンは「え、どこ? どこ?」と必死にその姿を追った。