”地面師”や”原野商法”の側面も…東京・新橋駅前の土地売買巡り約3億円詐取か 不動産会社の81歳社長らを逮捕

東京・新橋の土地の売買契約をめぐり、所有者になりすますなどして現金およそ3億円をだまし取ったとして、不動産会社の社長らが18日、愛知県警に逮捕されました。 多くの人が行き交う東京・港区の新橋。飲食店が立ち並び、“サラリーマンの聖地”とも言われる駅前の土地を巡ってある事件が…。 (リポート) 「午前11時です。男が捜査員に連れられて、マンションから出てきました」 逮捕されたのは、東京都にある不動産会社「navyトラスト」の社長・坂井邦昭容疑者(81)ら2人です。 2人は2022年11月、新橋の飲食店などの土地の売買をめぐって、土地所有者などになりすましたうえでウソの契約書を作成し、名古屋市中村区の会社と本来より高い値段で契約、「前払い金」などとして、およそ3億円をだまし取った疑いが持たれています。 JR新橋駅から徒歩5分という絶好のロケーションにある、およそ200平方メートルの土地を巡って繰り広げられた詐欺の手口とは…。 「36億円出しても買いたいという会社がある。代金を払えば、売却益の6割を報酬として渡す」 警察によりますと、2人は知人の男性を土地の所有者に仕立て、名古屋の会社との商談で、土地の売却益の6割を報酬にするとウソの話を持ち掛けて21億円で契約し、前払い金などの名目でおよそ3億円をだまし取ったとみられています。 この土地の適正価格は実は12億円ほどですが、navyトラスト社は、土地の契約書も偽造していたということです。 なぜ騙されてしまったのか、不動産取引のプロである司法書士は「巧妙に計画された詐欺」と指摘します。 司法書士の三田文明さん: 「(利益が)10億円を超えているので、私が経験した事件の中では高額なものだと思います。真正な所有者になりすまして売買契約の話を持ち出しているので、地面師の一面もありつつ、原野商法の側面も含んでいると思います。県外の不動産になるとそういうこともすぐにはできない、土地勘もないということで、狙われやすくなるのではないかなと思います」 警察は2人の認否を明らかにしていませんが、同様の手口で詐欺を繰り返していたとみて調べています。

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