イランで拘束された日本人“連絡取れ、健康状態に問題なし”と外務省 NHKテヘラン支局長か…現地ジャーナリスト複数拘束

大規模な反政府デモが起きていたイランで日本人が拘束されたというニュースを詳しく見ていきます。 海外メディアによりますと、イラン当局に拘束されたのはNHKのテヘラン支局長とみられているということです。 日本政府は現地時間の1月20日に日本人の拘束を確認したということで、現在、テヘラン北部にあるエビン刑務所に収監されているのではないかということです。 きょうが2月25日、1カ月以上拘束ということで無事なのか心配ですが、外務省によると本人とは連絡が取れている状態で、健康状態に問題はないということです。 今回、なぜ拘束されたのかを見ていきます。 宮司愛海キャスター: まだどのような容疑・理由で逮捕されたのかというのは明らかになっていませんが、海外メディアによりますと、イランに住んだ経験のある日本人の方によると、この刑務所は政治犯や反体制派、そしてスパイ収容がされている“悪名高い”といわれている施設なんだそうです。 背景としては、イランではアメリカの経済制裁によって物価が高騰して不満が高まったため、大規模な反政府デモが発生しています。メディア関連の人権団体によりますと、デモ関連の取材のジャーナリストが複数拘束されているということがあり、この日本人の方もこうした状況に巻き込まれた可能性があるということです。 これまでにイランで収監されたジャーナリストの一部なんですけれども、例えば2025年1月にはイタリア紙の女性記者の方が拘束され、2カ月で釈放されました。2025年6月はアメリカ人記者が拘束され、懲役10年ということでまだ中にいる、収監されていると。1月はイラン人のフリージャーナリストが拘束されて、17日後に釈放されたということなんですが、このイラン人フリージャーナリストは抗議活動を支持する書面にサインをしたため拘束されたといわれています。これでも一部なんです。 青井実キャスター: イラン政府としては、政権に批判的な動きを取材する記者を拘束するというこの流れはどうみますか。 SPキャスター パトリック・ハーラン氏: 当然、情報を統制しようとしているんですが、今回は海外のジャーナリストだけじゃなくて、やっぱり国内の何人ものジャーナリストが拘束・収監されていますよね。さらにはインターネットの停止を行い、どうにか世界の発信を遮断しようとしているんですけど、今回はスターリンクを使って反政府運動家が発信し続けています。そこで動揺しているようにも見えて、友好国である日本の国民にも手を出したんじゃないかなと思います。 宮司愛海キャスター: さらに、イラン国内での緊張が高まっている大きな要因の1つが、アメリカのトランプ大統領が検討しているイランへの大規模な軍事攻撃です。イランとの核開発を巡る協議の行方次第で攻撃をするという可能性をトランプ大統領は示唆しているわけなんですが、実際に踏み切る可能性ってどう見ていますか? SPキャスター パトリック・ハーラン氏: イラク戦争以来、この緊張が続いていて、準備をしているのは間違いないんですけど、実際に行使するかどうかは目的と出口作戦がそろうかどうか次第だと思います。その2つがまだないから攻撃はないかなと思うんですけど、エプスタイン問題とか経済的な内政の乱れがあると、視線をそらすために、もしかしたら攻撃はあるんじゃないかという懸念もあります。 そんな中、一般教書演説であらためて軍事的選択肢の排除をせずという発言もありますし。あとは海外メディアによるNHKの支局長とみられる拘束が一日も早く解放されることを願いたいと思います。

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