ある日突然、筆者のスマホにかかってきたシンガポールからの投資の勧誘電話。流暢な日本語を話す女性の話はあからさまに怪しかった。投資詐欺だと確信した筆者は逆に彼らの手口を取材するべく、3日間にわたってやり取りを続けたのだった。かけ子との“闘い”を記録した【後編】だ。 【前編】「投資に興味アリマスカ?」シンガポール人かけ子たちとの3日間の“闘い” 3日目に電話してきたマツダ・レイカは、昨日の続きであることを理解しているらしく、第一声は「投資に興味がありますか」ではなかった。 「それではメールからリンクを開いて、入金手続きをしてください。クレジットカードでもデビットカードでも大丈夫です。VISA、マスターが使えますよ」 こちらが何を言っても入金を急かすようになり、とてもじゃないが会話ができる状態ではない。そろそろ本題に入らなければならない。本当は詐欺をしているのではないか、マツダ・レイカは何者なのか。今までの矛盾点を突き付ける。 「詐欺ではありません。私は全然すごくないので、給料は少ないです。会社はルクセンブルクにあって、皆さんをサポートしています。弊社のサイトは送りましたよね。読みましたか。読めなかったんですか。全部本当です」 マツダ・レイカの口調も焦っているのか荒々しくなっている。次第に「嘘じゃない」「全部本当。詐欺じゃない」と会話もままならなくなってしまったため、上司と代わってほしいと伝えた。しかし、上司の意味がわからなかったらしく、「ManagerかBoss」と伝えると、渋々代わってくれることになった。