《SNSでしれっと済ませるのではなく、自局のニュースでトップ級で報じてください》 東京・渋谷区の路上で、面識のない20代女性に性的暴行をくわえた疑いで、NHKのチーフディレクターの男が逮捕されたことが、3月6日、報じられた。これを受けてNHKは、同日、同局の「経営広報公式X」のアカウント『どーも、NHK』を更新。そこで、職員の逮捕をさらっと伝えたことに、冒頭のような批判が殺到している。 「逮捕されたのは、NHK報道局スポーツセンタースポーツ情報番組部のチーフディレクター、中元健介容疑者です。中元容疑者は2026年1月、面識のない20代の女性を渋谷区の路上から近くのビルの中に連れ込み、性的暴行を加えた疑いです。警視庁の発表によれば、『俺危ないものを持っているから』と脅した後で、周りから見えにくい階段下の踊り場で犯行に及び、自転車で逃走したとのことです。 調べに対して、中元容疑者は『強制して無理やりさせたということはない』と、容疑を一部否認しているようですが、これまでにも同様の被害報告が複数寄せられていることや、中元容疑者の携帯電話から事件に関連する可能性のある動画や画像が見つかっていることから、警視庁は余罪があるとみて調べています」(社会部記者) 公共放送であるNHKに対する信頼が大きく揺らぎかねない事件だが、NHKは、この件を前述の『どーも、NHK』で報告。【職員の逮捕について】との書き出しで、 《1月4日、東京都渋谷区内で、通行中の女性にわいせつな行為をしたとして不同意性交等の疑いで、NHKの職員が、昨日(5日)、逮捕されました。誠に遺憾であり、被害にあわれた方、視聴者の皆さまに深くお詫び申し上げます。厳正に対処します》 と、謝罪とともに局としての見解を発表した。しかし、コメント欄には 《何が「どーも」だバカタレ》 《ほんとNHKはろくでもねーわ 受信料払わないと裁判するぞと国民を脅し自治体からは国民民の血税を徴収する とっととスクランブル化しろよ》 《やっぱり、NHKはぶっ壊した方がいいのかな。不祥事が多過ぎる》 など、批判が殺到している。ここまで反発が強いのは、NHKの関係者による不祥事が続いてきた過去があるからだろう。 「性犯罪による逮捕者はこれが初めてではなく、2018年には、山形、山梨両県で20代の女性3人に性的暴行をくわえたとして、強姦致傷などの罪に問われたNHK山形放送局の元記者が、懲役21年の実刑判決を下され、服役しています。 また2017年には、那覇市のNHK沖縄放送局職員の男が、中継先の沖縄本島南部の宿泊施設で女子シャワー室に侵入し、盗撮の目的でビデオカメラを設置したとして逮捕。2023年にはNHK札幌放送局技術部職員の男が、ススキノの風俗店で、女性を小型カメラで盗撮しようとして現行犯逮捕されています。 あまりの不祥事の多さに、2018年の衆院総務委員会では、日本共産党の本村伸子議員が『NHKとNHKグループ子会社において、過去十年間、セクハラ、性暴力事件はどのようになっているのか、お示しをいただきたいと思います』と質問。これに対して、NHKの鈴木郁子理事(当時)は『過去10年に、NHK本体が30件、それから関連団体を入れて35件、セクハラ等により懲戒処分を受けた件数がございました。それで、このうち性犯罪事件につきましては、本体3件、関連団体を含めると5件になります』と答弁。2009年度から2018年10月までの10年間で『セクハラ』『性暴力事件』による懲戒処分が35件あったことを認めています」(同前) 2026年から井上樹彦氏が会長を務める新体制となったNHKだが、またしても起きた現職ディレクターによる蛮行。国民の不信感は、もはや限界点に達している。