韓国・モーテル薬物連続殺人…20代女性容疑者の顔写真公開で世論一変、新たな“外見論争”

【03月11日 KOREA WAVE】ソウルで起きた「江北モーテル薬物連続殺人」事件をめぐり、容疑者の身元が公開された後、オンライン上で外見をめぐる新たな騒動が起きている。事件初期には容疑者の外見を理由に擁護や美化する投稿が拡散したが、身元公開後は逆に外見を嘲笑する書き込みが増え、再び議論を呼んでいる。 ソウル北部地検は9日、この事件のキム・ソヨン容疑者(20)の顔、氏名、年齢などの身元情報を公開した。すると各種オンラインコミュニティやSNSでは、事件以前に容疑者がSNSに掲載していた写真と、身元公開時の写真を比較する投稿が急速に拡散した。 あるコミュニティには「毒薬連続殺人女、こんな顔だった」というタイトルの投稿が掲載され、写真とともに「こんな人物をきれいだと勘違いして支持していた」といった反応が相次いだ。投稿者は、容疑者が被害者のカードで高級ホテルのレストランの料理を22品注文しようとしたとされる点にも言及し、「まじめに働いて生活すべき20代前半で、どうしてこんな歪んだ考えで人を殺せるのか」と強く批判した。 別の投稿では「化粧で外見を偽ったのだから詐欺の前科も追加すべきだ」といった書き込みとともに写真が拡散され、ネットユーザーからは「インスタ写真は信用できない」「実物は別人のようだ」「20歳なのに40歳に見える」など、嘲笑を含むコメントが続いた。 一方で事件初期には、容疑者のSNS写真を根拠に外見や体格を論じ、犯罪を軽視したり美化したりする投稿が問題になっていた。ある投稿では「顔もきれいで普通の同年代女性のようだ」と同情する意見が掲載されたほか、「身長170センチほどでスタイルが良い」「こんな女性がモーテルに行こうと言えば断る男はほとんどいない」「外見を考慮して無罪にすべきだ」「募金口座を作ろう」など、加害者を擁護する書き込みまで広がり、被害者や遺族を軽視する二次加害だとの批判が相次いでいた。 しかし身元公開後は、外見を理由に加害者を擁護する声は減少し、今度は外見そのものを攻撃する投稿が増えたことで、別の形の「外見至上主義」ではないかという論争に発展している。 キム・ソヨン容疑者は2025年12月14日から2026年2月9日にかけ、20代男性3人にベンゾジアゼピン系薬物入りの飲料を渡し、2人を死亡させ、1人を意識不明にした疑いが持たれている。容疑者は今月10日午後9時ごろ、自宅付近で緊急逮捕され、その後、拘束前被疑者審問(令状実質審査)を経て19日、殺人、特殊傷害、麻薬類管理法違反の疑いで拘束送致された。 (c)KOREA WAVE/AFPBB News

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