【未解決事件】「記憶がある」と自供…12年前の強盗致傷事件の犯人が今になって逮捕された納得の理由

12年前に起きた強盗致傷事件の容疑者が逮捕された。 警視庁尾久署が3月3日に逮捕を発表したのは、東京都新宿区の無職・大沢翔太容疑者(44)。大沢容疑者は’14年の3月6日朝9時半ごろ、荒川区西尾久2丁目の路上を歩いていた当時84歳の女性を後ろから突き飛ばして右腕骨折など全治2ヵ月の重傷を負わせ、持っていた手提げバッグを奪った強盗致傷の疑いがもたれている。手提げバッグには現金1万4500円が入っていた。 なぜ、12年も経ってから事件が解決されることとなったのか。 「警察によると、事件当時に付近の防犯カメラに容疑者とみられる男の顔が映っていたものの、特定することはできませんでした。しかし、3ヵ月ほど前からある刑事が管内で過去に起きた未解決事件の再捜査を始めたのです。防カメ映像を他の事件の関係者数十人の写真と照合したところ、大沢容疑者が浮上。3日に任意で話を聞いたところ、『当時お金がなかったからやった』などと供述したそうです。 大沢容疑者は『ひったくりをした記憶はあるが、性格上、突き飛ばしてはいないと思う』と、容疑を一部否認しています。強盗致傷罪の公訴時効は15年で、時効まであと3年に迫っていました」(全国紙社会部記者) 4日の朝7時、大沢容疑者が尾久署から送検された。警官から傘をさしかけられた大沢容疑者は、寒さと細かく降る雨に少し顔をしかめるようにして歩きながら、護送のバスに乗り込んでいった。 元神奈川県警刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏によれば、未解決の事件は時効にならない限りは誰かしらが捜査を引き継いでいるのだという。 「強盗事件ぐらいの犯罪であれば、必ず担当の捜査員が誰かいて、異動しても捜査資料はずっと引き継がれています。各都道府県警には未解決事件を専門に捜査する部署がありますが、それとは違った形で所轄でも未解決事件を捜査しているのです。これは、過去の事件に関する情報が、何年も経ってから思わぬ形で出ることがあるので、事件について頭に入れておく必要があるためでもあります」 また、引き継いだ資料を別の捜査員が見直すことで、解決に近づくケースもあるようだ。 「捜査員が違えば、違ったものの見方もできます。また、科学捜査の技術の進歩はここ数年目覚ましいですから、DNA鑑定や防カメ映像など、当時は解析できなかった証拠が見つかることもあります。 昨年10月に26年前の名古屋主婦殺害事件の容疑者が逮捕されたことで、警察庁長官から未解決事件の見直しの指示も出されています。今回のように実際に解決したケースが出れば、捜査員のモチベーションも上がり、未解決事件の解決が増えていくのではないでしょうか」 逃げおおせたと安心しても、忘れた頃に捕まるといった例が今後は多くなるのかもしれない。 ※「FRIDAYデジタル」では、皆様からの情報提供・タレコミをお待ちしています。下記の情報提供フォームまたは公式Xまで情報をお寄せ下さい。 情報提供フォーム:https://friday.kodansha.co.jp/tips 公式X:https://x.com/FRIDAY_twit

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