英首相、エプスタイン氏と親交の前駐米大使を「リスク」承知で任命か 英政府が文書公表

【ロンドン=黒瀬悦成】英政府は11日、米富豪エプスタイン氏に機密情報を漏らした疑いで逮捕されたマンデルソン前駐米大使の任命の経緯に関する文書の一部を公開した。文書では、スターマー首相がマンデルソン氏を大使に任命する前、同氏とエプスタイン氏の交友関係が首相の対外的な信用を損なうリスクになり得ると警告されていたことが判明。スターマー氏の任命責任を問う声が改めて高まるのは必至な情勢だ。 エプスタイン氏は少女らへの性的虐待罪で起訴され、勾留中の2019年に死亡。08年には未成年者に売春をあっせんした罪で有罪判決を受けていた。 文書によれば、マンデルソン氏は判決後もエプスタイン氏と交流を続けていた。マンデルソン氏は昨年2月に大使に就任したが、エプスタイン氏との関係が問題視されて9月に更迭された。 また文書には、スターマー氏の側近であるパウエル国家安全保障顧問がマンデルソン氏の解任後、スターマー氏の法律顧問に対し、任命プロセスが「異様に性急だった」と証言していたとの記述もあった。 英政府は引き続き、マンデルソン氏の任命を巡る文書の第2弾を数週間~数カ月中に公表する見通し。

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