富山市八町の交差点で車同士が衝突し軽自動車の親子2人が死亡した事故は14日、発生から1週間を迎える。13日は自動車運転処罰法違反(危険運転致死)の疑いで逮捕された舟橋村舟橋の会社員杉林凌容疑者(26)立ち合いの下、実況見分が行われた。これまでの調べで容疑者は「赤信号でも行ってやろうと思った」などと供述しており、県警が事故の全容解明を急ぐ。 事故現場では容疑者が車の中から、事故当日の走行ルートなどについて確認した。現場近くの防犯カメラの映像では、容疑者が運転していたとみられる乗用車が交差点のかなり手前からスピードを出しているのが確認された。時速140キロ以上で走行していたとみられ、県警が防犯カメラの解析を進める。 事故は7日午前5時半ごろ、富山市八町の国道8号と県道が交わる交差点で発生。県警によると、杉林容疑者は赤信号を無視して交差点に進入し、軽乗用車を運転していた富山市の会社員上田絵莉加さん(38)と同乗していた息子の中学生壮芽さん(14)を死亡させた疑いが持たれている。 関係者によると、壮芽さんは富山市和合中2年で地元のハンドボールチームに所属していた。仲間に慕われており、突然の死にショックを受けた生徒も多いという。 富山市八町の事故現場には今も花やお菓子、飲み物を供える人が訪れている。11日、現場を訪れた高岡市の30代会社員は「いてもたってもいられずに来た。親子がかわいそうでならない」と涙ぐんだ。