『マトリと狂犬』西畑大吾の「心を掴んで離さない」“小物キャラ”が愛おしい【かんそうドラマレビュー】

ブロガーのかんそうさんが毎週1回『ふたまん+』にてお送りする、ドラマへの熱い“感想”。今回は、ドラマ『マトリと狂犬』について語ります。 火曜深夜に放送中のドラマ『マトリと狂犬』(MBS/TBS系)、面白いのに観てない人間が多すぎる。少しでも視聴者を増やしたいので改めて紹介したい。 原作は、原作・田島隆、漫画・マサシによる漫画。『ヤングチャンピオン』(秋田書店)にて2020年から連載され、広島の街中を舞台に、薬物売人、麻薬取締官(マトリ)、警察のトライアングルを描くクライムサスペンスだ。 今まさに後半戦突入してる2026年3月時点で、Netflixで一気見できるしTVerでも初期話は残ってるから、遅れても全然間に合う。 主人公の梅沢恭之介(西畑大吾)が、借金まみれの半グレ売人から、マトリ(麻薬取締官)の黒崎(細田善彦)と警察の葛城(向井理)の両方からスパイになることを持ちかけられ、ダブルスパイになるというストーリーだ。文章で説明すると複雑だが、キャラクター設定やストーリー展開が非常にわかりやすくすぐに入り込めるような作りになっている。 梅沢は賢くない。控えめに言っても非常にアホだ。勢いと根性とちょっとした喧嘩強さだけで生きてるタイプ。そんな梅沢が、二人の狂犬に振り回されながら、薬物組織のど真ん中に突っ込んでいく。 毎回毎回、死んでもおかしくない状況に放り込まれて、ボコボコにされて、変な薬飲まされて……それでも文句言いながら任務をこなす。その「アホだけど折れない」感じが心を掴んで離さない。 そんな梅沢を演じている西畑大吾。なにわ男子の時は可愛さしか感じないのに、この梅沢は肌の質感からしてザラザラしてる。 金髪にして役作りしたのもわかる。普段のアイドルイメージを完全に捨てて、売人らしい薄汚れた感じを出してる。殴られても蹴られても、飛び蹴りで反撃したりバックチョークで締め落としたりするアクションも様になってるし「眠い」「頭痛い」「うるせぇバカ」って毒づきながらも、どこかでちゃんと立ち上がる姿がたまらない。

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