「5億から7億円くらいだまし取った」元生保社員の男 判決前に記者の接見に応じ胸中語る「顧客のために…だましている感覚全くなかった」【長野】

顧客にうその投資話を持ち掛け多額の現金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われている元生命保険会社社員の男。 19日の判決を前にテレビ信州の記者の接見に応じ「5億円から7億円くらいだまし取った」と語りました。 「だましたお客さんに申し訳ない気持ちです…、後悔と反省の気持ちでいっぱいです…」 拘置施設でテレビ信州の取材に対し涙ながらに謝罪の言葉を口にしたのはメットライフ生命保険の元社員小林貴則被告39歳。 起訴状などによると小林被告は2021年から2023年にかけて自身が勤めていた生命保険会社の顧客10人にうその投資話を持ち掛け、現金あわせて7478万円をだまし取ったとされています。 裁判で小林被告は起訴内容を認めています。一方、テレビ信州のこれまでの取材では県内の男女8人が小林被告による詐欺被害を訴えていて、その総額はおよそ3億3000万円に上ります。しかし… 「だまし取った金のこと気が動転してて裁判では『3億円』って言ったんですけど実際は5億から7億円くらいだったと思います」 接見では、最初に涙を見せたものの次第に手ぶりを交えながら軽快な口調で記者の質問に答えていった小林被告。当時は顧客の利益のために金を集めていたとしてだましているという感覚や罪を犯しているという意識も全くなかっといいます。さらに、派手な生活を送っているように見えましたが、実際は多額の借金を抱えていて逮捕直前の所持金はほとんどなかったと語りました。 2020年に小林被告に2500万円をだまし取られたと被害を訴える女性は・・・。 被害を訴える女性 「なんだろう可哀そうな人だなって思うんですよ。正直それにだまされてやると決めた自分に対しての後悔はすごくあるんですけど、なんか恨んでるかって言ったら恨んではなくてただ償ってほしいですね」 裁判で検察は「被害者との長年の信頼関係を利用し気持ちを踏みにじった卑劣な犯行」として懲役7年を求刑。一方、弁護側は、顧客の利益のためであったことや警察に自首したことなどを主張し情状酌量を求めています。 判決は19日、長野地裁で言い渡される予定で、小林被告は「1日でも早い社会復帰をして全額を弁済をしたい」として控訴しない意向を示しています。

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