富山市の国道で車同士が衝突し親子2人が死亡した事故で、県警は危険運転致死の疑いで逮捕した容疑者を現場に立ち会わせ、21日に実況見分を行いました。容疑者は現場の交差点以外の赤信号も無視していたとみられ、警察が当時の状況を調べています。 実況見分は、親子2人が亡くなる事故があった富山市の国道8号の八町交差点周辺で行われました。 *リポート 「午前3時を回りました。警察による交通規制が始まっています」 事故が起きた時刻、午前5時半を前に警察が、2車線ある国道の一部の車線を規制するなど、周辺があわただしくなりました。 そして…。 *リポート 「午前3時半を回りました。杉林容疑者が事故があった現場に姿を現しました。マスクをしているようです。現場に到着してすぐに手を合わせる様子が確認できました」 マスクと眼鏡にフードを目深にかぶって現れたのは、危険運転致死の疑いで逮捕・送検された舟橋村の会社員杉林凌容疑者(26)です。 杉林容疑者は今月7日、時速140キロ以上の速度で、赤信号を無視して交差点に進入し車と衝突。 乗っていた女性と中学生の息子の2人を死亡させた疑いがもたれています。 明るさなどが事故当時に近いとみられる午前3時半すぎに杉林容疑者を現場に立ち会わせ、実況見分が始まりました。 捜査員の誘導で衝突事故があった現場へと近づく、杉林容疑者。約20秒間手を合わせていました。 *リポート 「杉林容疑者が指をさしながら、当時の状況を説明しているように見えます」 杉林容疑者が道路脇の植え込みの辺りを歩きながら指さす姿が見られ、警察が事故当時の状況を確認したものとみられます。また、捜査関係者によりますと、当時、杉林容疑者が赤信号をどの位置で認識していたかについても確認したということです。 杉林容疑者はこれまでの調べに「赤信号でも行ってやろうと思った」などと容疑を認めていて、捜査関係者によりますと、当時、事故を起こした交差点以外の赤信号も無視していたとみられるということです。 警察が引き続き、当時の詳しい状況を調べています。