上野の4億円強盗事件、三つの暴力団事務所を捜索 全容解明進める

東京・上野の路上で1月末に現金4億超が入ったスーツケースが奪われた事件をめぐり、警視庁は2日、いずれも指定暴力団の住吉会と極東会の両本部事務所、山口組弘道会傘下組織の事務所を事後強盗容疑で一斉に家宅捜索した。事件で逮捕された暴力団組員らの所属する団体の上部組織にあたり、奪われた金の流れや組織的な関与の有無を調べる。 事件は1月29日午後9時半ごろ、東京都台東区東上野1丁目の路上で発生。男性らが現金計約4億2300万円の入ったスーツケース3個を奪われ、顔に催涙スプレーのようなものをかけられた。 警視庁は3月14日、山口組弘道会の傘下組織幹部のほか、住吉会と極東会の傘下組織幹部らを事後強盗容疑で逮捕した。4月2日には、総勢約40人の捜査員が東京都港区にある住吉会、同新宿区にある極東会、札幌市中央区にある山口組弘道会傘下組織の各事務所をそれぞれ1時間ほど捜索した。 被害者側は奪われた現金について、「香港で金(ゴールド)を買い付けるためのお金で、香港に運ぶ予定だった」と警視庁に説明していた。これまでに逮捕された7人の関係先から、現金約3千万円などが押収されている。 上野の事件から2時間40分後には、大田区の羽田空港の駐車場で、男性らがリュックサックに入れた現金約1億9千万円を奪われそうになる強盗未遂事件が発生している。 警視庁は、奪われた現金の行方や二つの事件の関連などを調べ、全容解明を進めている。

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