「保釈認めない裁判官の判断は違法」 大川原化工機の元顧問遺族が国を提訴 勾留中に死亡

機械製造会社「大川原化工機」(横浜市)を巡る警視庁の捜査が違法とされた問題で、保釈が認められず勾留中に亡くなった同社元顧問、相嶋静夫さん=当時(72)=の遺族らが6日、勾留や保釈などに関する裁判官の判断は違法だとして、国に計約1億7000万円の賠償を求めて東京地裁に訴えを起こした。 相嶋さんは令和2年、軍事転用可能な機械を無許可で輸出したなどの容疑で同社社長らとともに逮捕された。勾留中に胃がんが見つかり、計8回保釈を申請したが、地裁は「証拠隠滅の恐れがある」として全て認めなかった。病状は進行し、相嶋さんは翌3年に亡くなった。 遺族側は証拠隠滅の恐れがなかったにもかかわらず、治療が必要な時期に勾留を続けたのは幸福追求権を定めた憲法13条に違反すると主張している。 提訴後に記者会見した相嶋さんの長男(52)は「なぜ逮捕状を出したのか、保釈を却下したのか」と怒りをにじませ、「ちゃんと説明してほしい」と語った。 地裁の後藤健所長は「具体的な事件についてのコメントは差し控える」としている。

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