「受け子」ら束ねる特殊詐欺グループ管理役を逮捕 スーツや靴など購入資金送金か「トクリュウ」実態解明へ

高齢女性からキャッシュカードをだまし取り、現金を盗んだとして14日、特殊詐欺グループの「管理役」とみられる男女2人が逮捕されました。警察は、匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」が関与しているとみて調べています。 詐欺と窃盗の疑いで逮捕されたのは、住所不定・無職の山下大輝容疑者(26)と、川崎市の風俗店従業員、山崎悠容疑者(28)の2人です。 警察によりますと去年5月、2人は共謀し金融機関の職員になりすまして石狩管内に住む80代の女性にうその電話をかけました。そして「保険料の払い戻しのためにキャッシュカードを取り替える必要がある」などと言ってカード1枚をだまし取ったうえ、コンビニエンスストアのATMから現金11万5000円を引き出して盗んだ疑いが持たれています。 2人は、実際に被害者のもとへ向かう「受け子」らを束ねるグループの「管理役」とみられています。 山下容疑者の指示のもと、山崎容疑者の口座から実行役に対し、金融機関の職員を装うためのスーツや靴、バッグの購入代金のほか、交通費や宿泊代といった「活動資金」が送金されていました。2人はSNSを通じてやり取りをしていたとみられています。 また、この事件の実行役の「受け子」や「出し子」はすでに逮捕され、有罪判決が確定しています。山下容疑者らは闇バイトを斡旋した疑いや特殊詐欺ほう助の疑いなどですでに逮捕されていて、今回の逮捕は山下容疑者が6回目、山崎容疑者が3回目となります。 警察は、捜査に支障があるとして2人の認否を明らかにしていません。 警察は背後に「トクリュウ」が関与しているとみて、だまし取った金の分配方法や余罪など、グループの実態解明を進めています。

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