教員グループ7人が女子児童の盗撮画像などをSNSのグループチャットで共有したとされる事件で、愛知県警は15日、このグループによって盗撮などの被害にあった児童や生徒らは全国で少なくとも75人超に上ると明らかにした。県警は、グループのメンバーと個別に盗撮画像などを共有していたグループ外の人物の検挙も進めており、それらを含めると被害者は100人を超えるという。 この事件では昨年以降、名古屋市と東京都、神奈川県、北海道、岡山県の教員や元教員計7人のメンバー全員が逮捕された。メンバーは盗撮行為や盗撮画像の共有のほか、女児の持ち物に体液を付着させた疑いなどで逮捕され、7人の逮捕回数は延べ32回に上った。 愛知県警などによると、グループチャットは2020~21年ごろ、当時、名古屋市立小の教員だった和田(旧姓・森山)勇二被告(42)=性的姿態撮影処罰法違反などの罪で公判中=が開設。被告がSNSで知り合った教員らをチャットに誘い込み、24年ごろには7人のグループが構築されていたという。 チャット内では女児の着替えなどを盗撮した画像や動画のほか、女児の顔写真を使って生成AI(人工知能)で作成した画像「性的ディープフェイク」なども共有していたとされる。互いに「めっちゃいいですね」「私もいつか撮りたい」などとコメントし合い、24年の大みそかにはメンバーの一人が「誰も捕まることなく乗り越えられそうで何よりです」などと投稿していたという。 事件を巡り、名古屋市は15日、和田被告ら市立小の元教員2人に対し、計約255万円の損害賠償請求を行うことを明らかにした。2人は給食用食器などに体液を付着させたとされ、市はそれらの交換費用を請求する。【駒木智一】