インドネシアを拠点に警察官などをかたる特殊詐欺に関与したとして、警視庁と奈良県警の合同捜査本部は16日、詐欺の疑いで、住居・職業不詳、村山昇之介容疑者(25)ら20~50代の日本人の男13人を逮捕した。現地から飛行機で送還され、16日朝に羽田空港に到着した。警視庁特別捜査課はいずれの認否も明らかにしていない。 特捜課によると、13人はインドネシアの首都ジャカルタ近郊の西ジャワ州ボゴールの拠点で活動していたとみられ、3月に現地当局に拘束されていた。 特殊詐欺の海外拠点を巡っては、カンボジアをはじめ東南アジア諸国で日本人のかけ子らが摘発されているが、インドネシアの拠点で活動する日本人の摘発は初めてとなる。捜査幹部は「摘発の目を逃れるため、拠点を移動している可能性がある」と話しており、資金の流れや渡航の経緯など解明を進める。 逮捕容疑は2~3月、奈良県在住の60代女性に、通信事業者や警察官をかたる電話で「資金洗浄事件の容疑がかけられており、紙幣調査を受ける必要がある」などとうそをいい、計約800万円相当の暗号資産をだまし取ったとしている。