勤務先の会社の小切手約1億5千万円分を現金化して横領したとして、大阪府警は16日、住所不定、無職の山本慎一容疑者(55)を業務上横領容疑で逮捕、送検して捜査を終えたと発表した。容疑を認めているという。 西署によると、山本容疑者は通関業を営む住和港運(大阪市西区)の経理部次長などとして会社の小切手を管理する立場にあった2020年4月~22年8月、同社の代表取締役名義の小切手を計117回にわたって金融機関で現金化し、会社の口座から1億5190万円を横領した疑いがある。 現金は自分名義の口座に入れるなどして「馬券の購入や借金の返済に使った」と供述しているという。 22年秋ごろに社内で別の不正が発覚し、調査の過程で山本容疑者が横領への関与を明かしたという。 同社は同年11月に山本容疑者を懲戒解雇し、23年に業務上横領容疑で告訴していた。今年2月、府警が同容疑で逮捕した。(宮坂奈津)