【解説】安達優季容疑者「衝動的に首絞めた」計画性は 専門家「ドラレコ一部消去も“その場しのぎ”か」【京都小学生行方不明】

京都・南丹市の事件について、元埼玉県警捜査1課の佐々木成三さんと見ていきます。 安達優季容疑者は結希さんを南丹市で殺害して移動させたとして、殺害を認める供述もしています。 また捜査関係者によりますと、事前の任意の取り調べで「衝動的に首を絞めて殺してしまった」という趣旨の供述をしていたことも17日、新たに分かりました。 結希さんが行方不明になった当日、3月23日の父親の動きを改めて見ていきます。 結希さんが行方不明になった3月23日の朝までは結希さんの生存が確認されていたことが分かっています。 安達容疑者はこれまでに、午前8時ごろ、結希さんを車で学校に送り届けたと説明していますが、結希さんを目撃したなどの情報はなく、担任が出席を取った際も結希さんの姿は確認されていませんでした。 そして午前11時半ごろ、両親が校門に迎えに行きますが、その後、結希さんが登校していないと担任が母親に連絡して行方不明になったことが判明。 正午ごろには安達容疑者自らが警察に通報しました。 榎並大二郎キャスター: 衝動的に首を絞めたという趣旨の供述をしているということですが、佐々木さん、これはどう感じますか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: これまでの捜査の裏付けに矛盾はないなと思いますね。計画的な犯行となると、時間と場所と道具が1つの判断材料になるんですが、殺害したと思われる時間が安達容疑者と2人でいる時間ということと、場所がまだ分かりませんが、車を使っているということ、計画的なものが何1つないんです。その中で、もちろん衝動的な犯行ということに関しては、供述だけではなくて、こういった裏付け捜査を積み上げていくことが大切だと思います。 遠藤玲子キャスター: 警察の捜査で安達容疑者が運転していた車のドライブレコーダーのデータの一部が消されていたことも分かりました。 山崎夕貴キャスター: 佐々木さん、ドライブレコーダーのデータの一部が消される点も衝動的な犯行とみていいんでしょうか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: 可能性が高いと思います。本来、計画的であればドライブレコーダーを記録しないで運転することもできるわけですよね。それにおいては、こういった一部を消すということもその場しのぎという可能性が高いなと思います。 山崎夕貴キャスター: 消されたデータは復元できるんですか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: どのような機種なのかで変わるんですが、何かしら記録媒体、そういったものに残っているのであれば、消した時期、いつなのかも含めると可能性はゼロではないと思います。 榎並大二郎キャスター: 明日から本格的な取り調べが始まるもようですが、警察はどんなことから着手していくんでしょうか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: まずは容疑者が殺害をほのめかしている、ご遺体の遺棄場所も話している可能性が高いと思いますので、これがどこなのかをまず警察は容疑者の案内のもと確認する可能性はあると思います。殺人を立証するにおいては死体遺棄の立証は必要不可欠になりますので、この勾留が認められた最大20日間というのは死体遺棄の立証に力を入れると思います。 榎並大二郎キャスター: その後、殺人容疑での再逮捕も視野に入っているわけですね? 元埼玉県警・佐々木成三さん: もちろんそうですね。 榎並大二郎キャスター: さらに、家宅捜索で容疑者や家族など着衣など三十数点を押収したことも明らかになっていますが、着衣押収の理由はどういうところにありますか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: 死体遺棄を複数回にわけて、期間も長いので、そのとき安達容疑者が何を着ていたのか分からない。つまり死体遺棄の時に着ていた着衣は、犯罪の立証には必要だと思いますので、安達容疑者の着衣をメインに押さえた可能性はあると思います。 榎並大二郎キャスター: 家族の着衣もという点はどうなんでしょうか? 元埼玉県警・佐々木成三さん: 着衣によって微物を採取しなければいけませんので、犯罪を立証するということにおいては家族の着衣というのも必要になるという判断だったと思います。 11歳の安達結希さんが犠牲になったという今回の事件をめぐっては、情報に触れることでやり場のない気持ちになる方もいると思います。 注意すべき子供の変化について、児童心理司の山脇由貴子さんに話を聞きました。 「ニュースを熱心に見て不安を口にする」「日常のちょっとした注意に敏感になるなど普段と違う様子を見せる」、こうした変化を見逃さないことが大事だといいます。 また、すぐには変化が出ずに時間差で現れることもあるといいます。 そのうえで、子供の不安を聞き取ったり、事件についてあいまいにせずに事実を伝えたうえで自分に置き換える必要がないことを伝える、そして、手をつなぐなど普段以上にコミュニケーションをとることが大事だということです。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする