公衆トイレを現場検証「どこか別の場所に連れて行って殺害」逮捕の父は遺体をどう隠した?時系列でたどる京都男児遺棄事件

安達優季容疑者(37)が逮捕される前日の早朝、ABEMA的ニュースショーは死亡が確認された安達結希さん(11)の自宅に向かった。 元徳島県警捜査1課警部の秋山博康氏は「被害者の遺族のところに規制線を張ることはまずない」と語る。「これ捜査員(の車)」「茶封筒が一瞬見えたんで令状あるかもな」。そして、4月15日7時35分、自宅から捜査関係者の車両が出てきた。「すでにガサ済んどるかもわからん…」(秋山氏) 翌日の未明、結希さんの父親、安達容疑者が死体遺棄の疑いで逮捕され、事件は急展開を迎えた。 捜査関係者によると、安達容疑者は逮捕前、任意の取り調べで「事件への関与」をほのめかしていたという。事件の解明につながるのか断片的な話が徐々に伝わってきた。 これまでの司法解剖では死因は「不詳」としているが、安達容疑者は「(結希さんを)学校まで送った後、南丹市内のどこか別の場所に連れて行って殺害し、その場に遺棄した」という趣旨の供述をしていたことが捜査関係者への取材で明らかとなった。さらに、「首をしめつけて殺した」という趣旨の話をしていたことも明らかになっている。安達容疑者の供述を裏付ける証拠を警察はすでに見つけているのだろうか。 さらに、安達容疑者逮捕の翌日には自宅から黒い車が1台押収された。警察が、結希さんの遺体が遺棄された際に使われたとみている車だ。黒いセダンタイプで、通勤などにも使われていたようだ。タイヤには泥が付いているのが確認できる。 安達容疑者は小学校に送り届けたと話したとされている。実際に車に結希さんが乗っていたかについては捜査関係者は「差し控える」としている。 また、捜査関係者によると結希さんは行方がわからなくなった23日、朝食を食べたところまでは生存していたという。 さらに18日、南丹市内の公衆トイレとその周辺の現場検証を行った。元京都府警科捜研の矢山和宏氏が現場に向かうと、壁にブラックライトを当て「アルミ粉末をかけて復元していますね」と話した。 逮捕された安達容疑者の自宅から直線距離2キロほどの場所。市内の観光地「るり渓」にある公衆トイレだ。近隣住民への取材で失踪翌日にはこの周辺の捜査が行われていたという目撃情報もある場所だ。 安達容疑者は複数の場所に遺体を移動させ隠していたとみられているが、警察は公衆トイレ周辺がその場所の1つの可能性があるとみているようだ。遺体がどこに、どのタイミングで、どうやって遺棄され、移されたかは、死体遺棄容疑を裏付ける捜査の大きなポイントとなる。 不可解な謎が当初から多かった今回の事件。3月23日、三連休明けの月曜に安達結希さんの行方不明が発覚し、父親自ら警察に通報。しかし…「(父親が)この辺りに車をとめて降ろしたと。本来ならば車から降りてこのまままっすぐ校舎に向かうけど、あそこの正門の防犯カメラには映ってないと」(秋山氏) 校舎側から校庭方面を伺う防犯カメラは本来ならば登校する姿をとらえるはずだが結希さんの姿はなかったという。そして行方不明から6日後の29日、小学校からおよそ3キロ離れた山の中で結希さんの通学用リュックサックを親族が発見。ガードレールの外側で見つかったとされるが、この場所はすでに消防団が何度も捜索していた場所だった。 「(リュックが)発見されたところはもちろん捜索対象になっていて、何回も確認、捜索はしていたはずだが(見つからなかった)。若干違和感なり、ショックがある。複雑な気持ち」(南丹市消防団の野中大樹氏) 「支柱の位置が高いじゃないですか。だから比較的見える。この高さで(リュックが)あったら絶対に見落としていない。あそこに(不法投棄された)黄色いものとかあるじゃないですか。黄色は結構目立つので」(元科捜研の矢山氏) リュック発見の数日前には雨が降っていたが、発見された時は目立った汚れなどもない状態だったという。 さらにそれから14日後の4月12日、小学校からおよそ6キロの山林で結希さんが行方不明時履いていたものと似ている黒い靴が見つかった。ここから一気に捜査が進展。靴発見の翌日、靴を履いていない子どもとみられる遺体を発見。遺体は靴の発見現場からおよそ4キロ離れた山林で発見され、仰向けの状態だった。遺体には目立った外傷はなく、死後、相当な時間が経っているとみられる。 翌日、司法解剖の結果、遺体は結希さんと特定され、次の日には「死体遺棄」の容疑で結希さんの自宅を家宅捜索。翌日未明、任意同行された父親が逮捕された。 (『ABEMA的ニュースショー』より)

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