兵庫・姫路市の住職の男が、拾った他人の保険証を使って約1年11カ月にわたり5都府県の約25の医療施設で約115回“なりすまし受診”した疑いで逮捕された。保険組合が不自然な診療に気づき警視庁に相談したことで発覚したという。 ◆約1年11カ月間“なりすまし診療”繰り返す あるときは湖畔で尺八を奏で、またあるときは曲にあわせてバイオリンを演奏する男。 さまざまな楽器を演奏する様子を、動画投稿サイトにたびたび上げていた男の職業は住職だ。 この男が詐欺の疑いで逮捕された。 兵庫・姫路市に住む、廣利輝和容疑者(55)は2月、他人の保険証を使用し、大阪市内の病院で診療と薬の処方を受けた疑いが持たれている。 廣利容疑者が不正に利用したのは、2024年1月、60代の男性が都内で落とした財布に入っていた保険証だった。 廣利容疑者は住職になった際、国民健康保険への加入手続きをしなかったことから、保険証を持っていなかったという。 廣利容疑者は拾った保険証で病院を受診した際、保険証に記載のあった名前・住所・生年月日を記入していたという。 ◆「不自然な診療」保険組合が気づき発覚 なりすまし受診をした期間と回数は、1回ではない。 2024年の3月頃から2026年2月までの約1年11カ月の間、東京、兵庫、岡山、大阪、京都にある約25の医療施設で約115回にわたり、なりすまし診療を受けたとみられる。 保険証を落とした男性はその後再発行していたが、廣利容疑者が手に入れた保険証も使える状態になっており、保険組合側から「不自然な診療がある」と警視庁に相談があったことから事態が発覚した。 現在、寺の住職を「休業中」の廣利容疑者。警視庁の調べに対し「保険証がなかったので、拾った保険証を使って診療を受けていました。同じ病院で反復使用すれば、いずれ警察にバレると思ったので色んな地域で使用しました」と説明し、容疑を認めているという。 (「イット!」4月23日放送より)