発砲の男、トランプ政権関係者銃撃を計画 司法長官代行が言及 警備体制の甘さも指摘

【ワシントン=杉本康士】ブランチ米司法長官代行は26日、トランプ大統領が参加した会合の会場となったホテルで銃を発砲し、逮捕されたコール・アレン容疑者(31)について、トランプ氏を含む米政府関係者を銃撃するつもりだった可能性が高いとの見方を示した。出演した米NBCテレビの番組で明らかにした。 複数の米メディアによると、アレン容疑者は事件直前に自らを「友好的な連邦暗殺者」とするメッセージを親族に送付。トランプ氏を名指しこそしなかったものの、米軍が太平洋沖で実施している麻薬運搬船に対する攻撃などトランプ政権の政策を批判したという。 アレン容疑者が2024年の大統領選の際にハリス前副大統領の民主党に献金していたことも判明。トランプ氏に対する大規模抗議デモ「ノー・キングス(王はいらない)」に参加していたとの報道もある。 また、アレン容疑者は親族宛てのメッセージで、事件現場となったホテルの警備体制の甘さも指摘していたという。米紙ワシントン・ポストは26日、大統領警護隊が、米政府高官らが出席する会合で通常とる警備体制を敷いていなかったと報じた。会合にはトランプ氏のほか、バンス副大統領やジョンソン下院議長も出席していた。 トランプ氏は26日に出演した米FOXテレビの番組で、アレン容疑者からメッセージを受け取った親族が警察当局に通報していたと説明。アレン容疑者を「病んでいる男」などと批判した。 また、トランプ氏はSNSへの投稿で、自身が推進するホワイトハウスのボールルーム(宴会場)が建設されていれば25日の会合は警備体制が厳格なホワイトハウスで開かれていたとし、「あのような事件は決して起こらなかった」と主張。今月16日に地上部分の工事を一時差し止めるよう命じたワシントンの連邦地裁を批判した。

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