「金がなく消防車盗んで帰ろうと」 57歳男を逮捕 直前にはトイレの壁が焼ける不審火 約9キロ運転し事故…取り押さえられる

消防車から引きずり降ろされた男。消防車を盗み、愛知から千葉まで帰ろうとしましたが、約9キロメートル走ったところで事故を起こし、取り押さえられました。いったい、何がしたかったのでしょうか。 (松本道弥アナウンサー ) 「消防車を盗んだとして逮捕された男は、愛知県武豊町まで消防車を運転してきました」 逮捕された自称・千葉県木更津市に住む57歳の男。4月26日午前4時半ごろ、名鉄河和駅のロータリーで消火活動のために止まっていた消防車1台を盗んだ疑いがもたれています。 (近隣住民) 「そのまま突っ込んだような感じ。後から見たら前の方がへこんでいた」 ■「金がなく木更津に帰ろうと思い盗んだ」 その直前、名鉄河和駅では女子トイレの壁が焼ける不審火が… 57歳の男は「金がなく消防車を盗んで木更津に帰ろうと思い盗んだ。トイレに火を付けたら消防車が来て盗めると思った」と供述していることがわかりました。 隊員3人が状況確認に向かった隙に、男は消防車を盗み、約9キロ離れた武豊町の線路沿いまで消防車を運転。 (警察官) 「降りてこい いいから」「早く降りてこい」 追いかけてきた警察官に逮捕されたのです。 ■放水に備え…エンジンかけたまま施錠せず (松本) 「盗まれた消防車は放水に備えるため、エンジンをつけたままで鍵はかけていなかったということです」 駅トイレの不審火で駆けつけた消防車。緊急事態を前に、後輪には車止めをしましたが、放水開始に備えて消防車のエンジンはかけたままで、施錠はしていませんでした。知多南部消防組合は、こうした運用は「通常通りだった」と説明します。 ■「鍵を開けたままの消火活動は仕方ないのでは…」 別の消防を取材すると、エンジンをかけたまま、消防車の鍵をかけるのはかなり難しいと言います。 (大府市消防本部 大澤健司さん) 「エンジンをかけて鍵を開けたままの消火活動は仕方ないと思う。車両の方に機材を取りに来たり、エンジンを切ってしまうと放水ができなくなってしまうので、基本的に鍵をかけていない前提で私は今まで活動してきたので、これから施錠があるということになると、離れた場合に今後その鍵を誰が持っているのか、そのような問題点もあり不安は不安」 通報で駆けつけた消防車が盗まれた、前代未聞の事件。知多南部消防組合は、「管理体制を検証するとともに、対策を検討したい」と話しています。

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