福井市で1986年に中学3年の女子生徒が殺害された事件で服役し、再審無罪となった前川彰司さん(60)が28日、計約8年9カ月間に及んだ身体拘束に対する刑事補償約4000万円を福井地裁に請求した。 87年3月に逮捕された前川さんは、90年9月に一審福井地裁で無罪判決を受けいったん釈放されたものの、二審名古屋高裁金沢支部で懲役7年の逆転有罪とされ、最高裁で確定。2003年3月まで5年余り服役した。 刑事補償法で定められた上限額の1日当たり1万2500円に拘束期間を掛けた額を請求した。前川さんは取材に「(犯人視された)40年の代償が4000万円というのは果たして妥当なのか率直に思う」と述べた。