東京都福生市で男子高校生が金づちで殴られた事件で、警視庁捜査1課は1日、殺人未遂容疑で公開手配していた福生市加美平3の職業不詳、高林輝行容疑者(44)を逮捕した。4月29日に警察官の隙(すき)をついて自宅から逃走していたが、1日に千葉県習志野市で見つかった。「殺すつもりはなかった」と供述しているという。 警視庁や捜査関係者によると、高林容疑者は自宅から出て徒歩でJR福生駅方面へ向かった。その後は車を運転して埼玉県や都内を行き来し、千葉方面へ向かっていた。1日昼に習志野市にあるアパートの一室に1人でいるところを捜査員が見つけ、午後4時17分に逮捕状を執行した。凶器は持っていなかったという。 逮捕容疑は4月29日午前7時15~25分ごろ、自宅近くの焼き肉店駐車場で、男子高校生(17)の顔を金づちで殴り、殺そうとしたとしている。高校生は左ほお骨折の重傷を負った。 高林容疑者は事件後、自宅に戻り、駆け付けた警察官に「来るな」と言ってサバイバルナイフを見せ、農薬の噴霧器で何かの液体を噴射。警察官らが同居の母親を連れて外に退避した隙に自宅裏口から外に出ていた。 警察官らは逃走に気付かないまま玄関先で警戒。正午ごろに突入した際、室内には誰もいなかった。近くの防犯カメラ画像から、午前8時前に逃げていたことが判明した。警視庁は全国に公開手配し、情報提供を呼び掛けていた。【朝比奈由佳、松本ゆう雅、林帆南】