旭山動物園の焼却炉で妻の遺体を燃やしたとして職員の男が逮捕された事件。その焼却炉から複数の人骨とみられるものが見つかっていたことが新たに分かりました。 ■職員の男「妻は灰になった」 容疑者逮捕の決め手になったのは、焼却炉から「遺体の一部」が見つかったこと。その「一部」こそが「複数の人骨とみられるもの」だったようです。 逮捕・送検された旭山動物園の職員・鈴木達也容疑者(33)。妻・由衣さんの遺体を園内の焼却炉で焼くなどして損壊した疑いが持たれています。 焼却炉は東門近く、一般来園者から見えにくい場所にあります。捜査関係者によりますと、その中から複数の人骨とみられるものが見つかったということで、妻・由衣さんのものか鑑定を進めています。 これまで鈴木容疑者は、逮捕前の任意聴取に対し、“2時間以上燃やした”“妻は灰になった”という趣旨の話をしていたといいます。 鈴木容疑者を知る人も…。 「(Q.(焼却炉で)燃やすとどうなる?)骨も残らない」 「(Q.においは?)全くない。きれいに灰になる」 本来、死んだ動物を焼くための焼却炉。関係者によると、死骸から菌やウイルスが出ないよう、骨も残さず燃やすそうです。 鈴木容疑者が由衣さんの遺体を焼いたとみられるのは3月31日ごろ。先月23日に親族からの通報で由衣さんの行方不明が発覚し、翌24日から焼却炉の現場検証が始まっています。 捜査関係者によると、その間も焼却炉は動物を燃やすなど複数回使用されていたとみられますが、そのなかで人骨のようなものが見つかっていたことの意味とは…。 元京都府警 科捜研・鑑識 矢山和宏氏 「『損壊した』という供述があっても“遺体そのもの”が見つからないと事実の裏付けができないので、逮捕に至らない可能性があった。供述通り“人骨のようなもの”が見つかり、今回の逮捕の有力な証拠になったか。見つかったものを精査して、本当にこの焼却炉で起こり得るかということを“再現実験”というかたちで検証していくことになる」