レバノンで聖母マリア像を冒涜、イスラエル軍兵士の写真が拡散

(CNN) レバノン南部の町デベルで兵士1人が聖母マリアの像を冒涜(ぼうとく)しているように見える写真がソーシャルメディアで拡散したことを受け、イスラエル軍が調査を開始した。デベルでは先月にも、イスラエル兵が十字架に架けられたキリスト像を破壊する写真が撮影されていた。 CNNが位置情報を特定したこの写真には、イスラエル軍の戦闘服を着た兵士が、火のついた煙草(たばこ)らしきものを聖母マリア像の口元に近づけ、像が喫煙しているように見せている様子が写っている。 イスラエル国防軍(IDF)は6日、当該の写真を精査していると発表。「この事案を極めて深刻に受け止めている」とした。IDFによると写真は「数週間前」に撮影されたものだという。 軍は声明で、「この事案は調査され、調査結果に基づき、当該兵士に対して指揮官による措置が取られる」と述べた。「IDFはあらゆる宗教および共同体の信教の自由、聖地、宗教的シンボルを尊重する」としている。 CNNは、この写真がいつ撮影されたのか、またどのアカウントが最初に投稿したのかを確認できていない。4月24日の衛星画像には、写真に写っているのと同じ戦車や軍用車両が、像の立つ建物の隣に駐車されている様子が写っている。しかし、5月3日の画像にはこれらの車両は写っていない。 デベルはキリスト教徒が多数を占め、数週間にわたってイスラエルが占領している。この写真が拡散する前にも、デベルでは2件の事案が相次いで起きていた。 4月には、イスラエル兵1人がキリスト像を破損する様子が写真に撮られ、イスラエル軍が兵士2人を逮捕、6人を事情聴取した。 数日後、IDFは、デベル郊外でイスラエル兵がソーラーパネルと車両を破損する様子を映した動画が公開されたことを受け、新たな調査を開始したと発表した。

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