【AFP=時事】ノルウェー国家公安警察(PST)は7日、同国の衛星データをスパイした容疑で中国人の女を逮捕したと発表した。 捜索は、ロケット発射場と兵器実験場がある北極圏のアン島など2か所で行われた。 PSTのトーマス・ブロム氏はAFPへの声明で、「今回の作戦は、中国の国家主体による極軌道衛星からデータをダウンロードするための受信局を設置する試みの隠れ蓑としてノルウェーで登記された企業が利用されているという容疑に基づいている」と述べた。 「データが外国の手に渡れば、ノルウェーの根本的な国益を損なう恐れがある」と付け加えた。 中国人女に関する詳細は明らかにされていないが、「国家機密を狙った重大な諜報(ちょうほう)活動」を試みようとした疑いがかけられている。 PSTによると、この事件には他にも容疑者がおり、衛星データを受信できる設備が押収されたという。 AFPは在ノルウェー中国大使館にコメントを求めたが、回答は得られていない。 ノルウェーの情報機関はスパイ活動に関して、中国とロシアを定期的に名指ししている。 PSTは最新の脅威評価報告書の中で、中国とロシアが重要インフラや軍事施設の近隣の土地の購入に関心を示していると指摘している。【翻訳編集】 AFPBB News