塩野瑛久が“クズ男”に!? 『マジカル・シークレット・ツアー』で家族を人生の崖っぷちに追いやる夫熱演

有村架純が主演を務め、黒木華、南沙良が共演する映画『マジカル・シークレット・ツアー』より、家族を人生の崖っぷちに追いやる夫を演じた塩野瑛久の場面写真とメイキング写真が解禁された。 本作は、2017年に中部国際空港で主婦たちが【金の密輸】で逮捕されたという実際の事件に着想を得たオリジナルストーリー。二児の母、大学の研究者、そして妊婦―。一見、犯罪とは無縁そうに見えるものの、実はそれぞれに事情を抱えた3人が偶然出会い、金の密輸という秘密によって絆を深めていく。 夫の横領と解雇を知り、突然借金を背負った二児の母・和歌子を演じるのは、本格的な母親役に挑戦するのは初めてとなる有村架純。ともに金の密輸をする共犯者として、奨学金の返済に追われる借金600万の研究員・清恵を黒木華、貯金ゼロの未婚の妊婦・麻由を南沙良が演じる。さらに塩野瑛久、青木柚、斎藤工ら実力派キャストも集結した。 メガホンをとったのは、『ミセス・ノイズィ』で日本映画批評家大賞にて脚本賞を受賞した天野千尋。シンガポールでの大規模ロケを敢行し、魔法のようにきらびやかで危うい金密輸の旅路を、本場の空気そのままにスクリーンに描き出す。 塩野瑛久が演じるのは、主人公・和歌子(有村架純)の夫・高志。優しい夫の顔の裏に、妻に言えない秘密を抱えた男だ。ギャンブルにのめり込み、会社の金300万円を横領。その事実が発覚し会社から解雇されたことも、闇金からの借金も、すべてを妻の和歌子に隠していた。そんな時、高志がパチンコ店でくも膜下出血により倒れ、それをきっかけに和歌子は高志が隠していた事実を全て知ることになる。 高志の入院費、滞納中の返済金、そして生活費―。追い詰められた和歌子が高志の銀行口座を確認すると、残高はわずか23円だった。主婦として家庭を守ってきた和歌子は絶望の淵に立たされ、他になすすべもなく【金の密輸】という闇バイトに手を染めていく。その引き金を引いたのは、紛れもなく高志だ。 一方で、高志は2人の子どもにとっては父親であり、実母からは今でも溺愛される息子。身勝手で未熟だけれど、どこか憎みきれない。その高志の危ういバランスを塩野が絶妙に演じる。 天野監督は、高志という人物について、「高志は、人によって嫌なヤツに見えたり、正論を言うキャラクターに見えたりと、見え方に幅があるようですが、私からすると人間味があって面白い人。プライドが高いし本人は一生懸命やっているつもりなのに、言っていることとやっていることがズレているんですよね」と、どこかズレているものの、単純な悪人ではない高志の性格を明かす。さらに、そんな高志を演じた塩野に関しては、「役の面白さを引き出して、楽しんで演じてくださいました」と信頼を寄せた。 場面写真の幼い子どもを慣れた手つきで抱きかかえる姿には、“優しい父”の表情が宿っている。一方、くも膜下出血で倒れたパチンコ店でのカットでは、こちらを真っすぐに見つめ、追い詰められた男のまなざしが映し出されている。さらに、入院中の撮影シーンで天野監督と塩野が真剣に言葉を交わすメイキングカットも解禁された。 横領、解雇、借金―。家族を人生の崖っぷちに追いやる夫と、【金の密輸】で必死に生活を守ろうと奮闘する妻。すれ違い始めた2人が、ラストに迎える結末とはー。 映画『マジカル・シークレット・ツアー』は、6月19日より全国公開。

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