「説明会は紛糾状態」磐越道バス事故、高校とバス会社の “意見食い違い” に保護者困惑

福島県郡山市の磐越自動車道にて、マイクロバスがガードレールに衝突し、乗車していた新潟・北越高校の稲垣尋斗さんが死亡、26人が重軽傷を負った事故で、5月7日、警察はマイクロバスの若山哲夫運転手を過失運転致死傷の容疑で逮捕した。若山容疑者は調べに対し容疑を認め、「速度の見極めが甘かった。90キロから100キロ出していたと思う」と供述しているという。 同日、北越高は記者会見を開き、今回の事故について謝罪を表明するも、会見中盤以降は、バス会社である蒲原鉄道が説明した内容について否定した。なお、会見には、和田晋弥理事長、灰野正宏校長らが出席した。 「前日に蒲原鉄道が記者会見を開いた際は、高校側からソフトテニス部の練習試合で福島に行くため、レンタカーを手配してほしいと言われたほか、運転手も手配してほしいとの要請があったと説明していました。 ところが、高校側の会見では、レンタカーの手配をお願いしたことはなく、運転手の依頼もしていない。あくまで、6日に部員20人で福島に行くので、バスの運行をお願いし、遠征を終えたあと料金を払うことにしていた、と説明したのです。 本来ならば、蒲原鉄道が観光バスをチャーターし、同社の運転手が運転するのが通常ですが、今回の事件では、レンタカーを使用していました。また、運転手に関しても、同社の営業担当者の知人の知人だったそう。学校側が依頼したのか、蒲原鉄道が勝手に依頼したのか、完全に両者の意見が食い違っている形です」(会見に出席した報道関係者) じつは、北越高は会見の前に保護者説明会を開き、保護者に対して同様の説明をしていたという。説明会に出席した保護者の1人はやや困惑した様子でこう話す。 「学校側は『業者の言っていることが違う』という話でした。どっちがどうなのか、どう依頼したのかという説明に終始していました。保護者のみなさんは困惑した様子で、『なぜ食い違っているのか』と質問も出て、ちょっと紛糾状態でした。私も納得はできたわけではありません」 事故に至った原因究明が急がれる。

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