磐越道・遠征バス事故 68歳運転手逮捕 捜査は手配の経緯と白バス疑いへ 福島

磐越道で起きたバスの事故で7日夜、運転手の男が逮捕され、警察による本格的な捜査が始まりました。 高校生を乗せたバスとその運転手が、どのような形で手配されたのか、捜査の手は、新潟県のバス会社にも伸びました。 事故の発生から1日が経った7日夜、警察は本格捜査に乗り出しました。 逮捕されたマイクロバスの運転手は、新潟県胎内市の無職・若山哲夫容疑者(68)。 おととい、郡山市の磐越道上りで事故を起こし、乗っていた高校生18人を死傷させた過失運転致死傷の疑いがもたれています。 亡くなったのは、新潟市の北越高校でソフトテニス部に所属していた稲垣尋斗さん。 捜査が本格化し、痛ましい事故に至るまでの状況もみえてきました。 稲垣さんは事故当時、マイクロバスの後部座席に乗車。 そのバスは、クッションドラムと呼ばれる衝撃を和らげる装置に衝突し、車内にガードレールが貫通。 それに押し出されて稲垣さんは車の外に投げ飛ばされました。 これほどまでの衝撃に至る事故は、なぜ起きたのでしょうか。 ■若山哲夫容疑者の供述『速度の見極めが甘かった。90キロか100キロ出していた。』『居眠り運転はしていない。』 捜査関係者によりますと、現場にはブレーキ痕や急ハンドルを切った痕が残っていないことなどから、警察は若山容疑者が事故の直前までクッションドラムに気づかなかった可能性があるとみて、調べを進めています。 そして、このマイクロバスは白の「わ」ナンバー、つまりレンタカー。 ここを巡って、いま、意見の食い違いも起きています。 マイクロバスの手配をした新潟県の運送会社・蒲原鉄道は、北越高校から部活動の遠征のため「レンタカーを使って送迎したい」と依頼があったと主張。 一方の北越高校側は「貸し切りバスを依頼した」と蒲原鉄道の主張を否定しています。 両者で意見が食い違っています。 事故の責任の所在はどこにあるのか。 捜査のメスは8日、蒲原鉄道にも入りました。 これまでの捜査で、若山容疑者は大型一種免許は持っていましたが、客を運送して対価を得る「二種免許」は持っていませんでした。 若山容疑者が何らかの対価を得てバスを運行したとすれば、いわゆる「白バス」行為にあたる可能性もあり、警察は今後、道路運送法違反の疑いを視野に学校関係者にも事情を聴く方針です。

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