電機・ITサービス大手の富士通の営業秘密を不正に手に入れたとして、富士通子会社の元社員の男が埼玉県警に逮捕されました。 不正競争防止法違反の疑いで逮捕されたのは、高橋佑介容疑者(38)です。 警察によりますと、高橋容疑者は去年2月から3月にかけて、当時務めていた富士通Japanの事務所で、富士通の営業秘密にあたる顧客向け資料や商談資料など26のファイルデータをコピーし、営業秘密を不正に手に入れた疑いがもたれています。 コピーしたファイルデータは自身のメールアドレスに送信し、転職の際、これまで取り組んできた仕事の内容を説明するために利用しようとしたとみられます。 富士通側が高橋容疑者の使っていたパソコンをチェックした際、内部資料がコピーされた痕跡があったことから、去年12月、「元職員が営業秘密を盗んでいる」と警察に相談し、事件が発覚しました。 調べに対し、高橋容疑者は「転職活動に利用するためにデータを盗んだことは間違いありません」と容疑を認めているということです。 事件を受け、富士通は「今後も情報管理を徹底し、違反行為には厳正に対処する」としています。