【プレイバック’96】裏庭から人間の首が…堕ちた「冤罪のヒーロー」が隣人たちに見せていた“素顔”

10年前、20年前、30年前に『FRIDAY』は何を報じていたのか。当時話題になったトピックをいまふたたびふり返る【プレイバック・フライデー】。今回は30年前の1996年5月24日号『「女性の首」が発掘された庭の隣で 冤罪から容疑者へ「O」が”素顔”見せたバーベキューパーティ』を取り上げる(氏名を匿名にしています)。 1996年4月26日、東京都足立区内で5歳の少女を誘拐、暴行したとしてわいせつ目的誘拐や殺人未遂などの容疑で逮捕されたO(当時59)。彼はかつて『首都圏連続女性殺人事件』の犯人だとメディアで報じられた人物だった。一連の事件のうち1974年7月に起きた『松戸OL殺人事件』の犯人として同年に逮捕。一度は無期懲役の判決を受けたものの、1991年4月に二審で無罪判決を勝ち取り、「冤罪のヒーロー」としてもてはやされたのだ。 だが、今回少女の事件で逮捕される前から、警察はある事件の重要参考人として彼を追っていたのだった(《》内の記述は過去記事より引用、肩書は当時のもの)。 その事件とは1996年1月に足立区内の駐車場で女性の首なし死体が発見された事件だ。布団にくるまれた遺体は焼かれて首を切断されていただけでなく、陰部を切り取られているというむごいものだった。警察は「Oが同居していた女性の姿が最近見えない」という情報をつかんでおり、当初から彼を疑っていたが、決め手となる証拠がなかったのだ。 だが、少女の誘拐・暴行事件を起こして逮捕されたOのDNAが、遺体をくるんでいた布団から検出されたものと一致したことで、家宅捜索に踏み切った。その結果、決定的な証拠が発見されることとなった。 [《突然、1匹の警察犬が激しく吠え、部屋の裏庭にある菜園の土をかき始めた。 捜査員たちが犬を遠ざけ、スコップで慎重に掘り起こす。やがて彼らは、掘り出した「物」を半透明の袋に入れ、段ボール箱に詰めて持ち去った。5月1日午後3時ごろのことである。翌日、現場には警察のテントが張られ「人間の頭部とノコギリが発見」と報じられることになる。 「そういえば2週間前、その菜園で茄子の種をまくのを手伝ったんだが、奴さん『素人が勝手に掘っちゃあダメだ」って慌てて止めるんだ。そりゃ、そうだよな。 頭が出てきたらタイヘンだもんな」(親しかった近隣住民)》

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