ローマの歴史的建造物であるトレビの泉に、服を着たままの観光客が頭からダイブするという目を疑うような暴挙が発生し、非難が殺到している。ジーンズに靴という身なりで神聖な泉に飛び込んだニュージーランド人の男は、制止する警察官を無視して悠然と背泳ぎまでした。この迷惑行為に対し、男に科された罰金がわずか500ユーロ(約8万円)だったことから、ネットでは「安すぎる」「即刻逮捕して刑務所に入れるべきだ」と厳罰化や警備強化を求める怒りの声が沸き起こっている。 米「ニューヨーク・ポスト」紙によると、30歳の男は罰金に加え同所への立ち入り禁止処分を受けた。トレビの泉は近年、一部の悪質な観光客による無法地帯と化しており、別の観光客の水浴びやギャングの乱闘騒ぎも起きている。 混雑緩和と歴史的建造物の保護のため、ローマ市は今冬から2ユーロの入場料を導入し、最初の3ヵ月で130万ユーロ以上の収益を上げた。しかし市の観光局トップは「ニューヨークなら100ドルは取るはずだ」と語り、世界遺産の価値に見合わない現状に不満を募らせている。