タイの信仰治療師、レイプと児童性的虐待の容疑で逮捕

【AFP=時事】タイで最もよく知られた信仰療法師の一人が、レイプおよび児童性的虐待の容疑で逮捕された。警察が20日、発表した。捜査当局は他にも被害者がいるとみており、名乗り出るよう呼び掛けている。 仏教徒が多数を占めるタイは迷信深い国で、多くの人々が現世の境遇は前世の行いによって形作られるという輪廻転生とカルマ(業)の考えを深く信じている。 重病を患う人や個人的な苦難に直面している人の多くは、慰めと希望を求めてスピリチュアルな儀式や信仰療法師を頼り、その見返りとして寄付金を差し出す者もいる。 警察によると、北部ランプーン県で今月、自称・信仰療法師のパイサーン・サンチャイ容疑者(67)をレイプおよび児童性的虐待の容疑で逮捕し、訴追した。 パイサーン容疑者は、労働者階級からエリート層に至るまで幅広い人々から何十年にもわたり称賛されてきた人気の信仰療法師で、多くの人が精神的な導きや病気の治癒を求めて容疑者を訪ねていた。 パイサーン容疑者は2023年、自己免疫疾患を患う人気俳優の訪問を受けたことで広く世間の注目を集めた。なお、その俳優は翌年に亡くなっている。 タイ警察中央捜査局(CIB)の担当者は首都バンコクでの記者会見で「起訴に向けた十分な証拠が集まっている」と記者団に述べた。 警察は、昨年被害者の一人が撮影した、パイサーン容疑者が性行為に及んでいるとされるモザイク処理された画像を公開した。 CIBによると、慢性的な痛みなどの健康問題を抱えてパイサーン容疑者を訪ねた2人の被害者が、告訴状を提出した。うち1人は18歳未満の未成年だった。 警察によると、パイサーン容疑者は男性にズボンを脱ぐよう要求した上で、男性器をなめたり触ったりした疑いがある。また、治療の一環と称して、未成年者に対して犬と性行為をするようアドバイスしたとされる。 タイの法律では、これらの罪は20年以下の拘禁刑を科される可能性がある。 警察は、さらに多くの被害者がいる可能性があるとして、名乗り出るよう呼び掛けている。【翻訳編集】 AFPBB News

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