米テキサス州で、70代男性がテスラ(Tesla)のサイバートラックの「水上モード」を試すとして車を湖に乗り入れ、警察に逮捕された。 20日(現地時間)、ガーディアンやフォックスニュースなどによると、テキサス州グレープバイン警察は前日、地域内の湖に落ちたテスラ・サイバートラックを引き揚げた。 テキサス州在住のジミー・マクダニエルさん(70)は、グレープバイン湖にサイバートラックを運転して入ったことが確認された。 マクダニエルさんは警察の取り調べで、サイバートラックに搭載された「Wade Mode」を試すため、わざと車を湖に進入させたと供述した。 Wade Modeは、浅瀬などを通過する際に使う機能だ。車高を一時的に高くし、バッテリーシステムに圧力をかけることで、浅瀬や悪路での走行を補助する。 この機能を有効にすると、車高は「非常に高い」状態に調整され、時速2~5キロで最大約81.5センチの深さの水を通過できる。 ◇水深20メートルの湖に入った末、車両停止 事故が起きた湖は、一部区間で水深が約20メートルに達するとされる。 車両は水に入って間もなく作動を停止した。その後、車内に水が流れ込み始めると、運転手と同乗者は車を放棄して脱出した。 2人にけがはなかったが、サイバートラックは結局、湖の外へ出ることできなかった。 通報を受けて出動した警察と消防当局は、潜水救助要員を投入し、車両を辛うじて引き揚げた。 警察が公開した写真には、銀色のサイバートラックの半分ほどが水没した様子が写っている。 ◇警察「法的・安全上の問題が生じる可能性」 警察はマクダニエルさんに対し、車両進入禁止区域で運転した容疑と、水上安全装備に関する違反容疑を適用した。 警察は「車両が浅い淡水区域に物理的に進入できるとしても、実際にそれを試みれば、テキサス州法に基づき法的・安全上の問題が発生する可能性がある」と述べた。 一方、テスラの使用説明書には、水中へ進入する前に水深を確認する責任は運転者にあると明記されている。また、ドアと窓をすべて閉める必要があり、地面が泥状だったり軟弱な地形だった場合、車両が沈む恐れがあると警告している。