■“ゾンビたばこ”入り口の一つに“ニコパフ”か 実態を取材 最近よく耳にする危険ドラッグ、“ゾンビたばこ”。今月、広島東洋カープに所属していた元プロ野球選手の羽月隆太郎被告に有罪判決が言い渡されるなど、摘発が相次いでいる。 静かに日本社会に広がっている危険ドラッグに手を染める入り口の一つと指摘されているのが、電子たばこ。中でも大阪・ミナミの若者の間では“ニコパフ”が流行しているという。 ニコパフとはどのようなものなのか。また、ニコパフが“ゾンビたばこ”のまん延に繋がっている実態とは。取材班が迫った。 〔全2回の特集・前編〕 ■「ミナミでは2人に1人吸っているレベル」若者たちの間で広がる“ニコパフ” 大阪・ミナミ。夜の街を行き交う若者たちの手に“見慣れない器具”が。 (20代) 「まじニコパフじゃね?やっぱりニコパフが一番はやっている」 「ニコチンが入っている水たばこなんやろうな、くらいの感覚」 「ミナミとかやったらほんまに、2人に1人ぐらいは吸っているレベルです」 若者たちが吸っていたのは、“ニコパフ”と呼ばれる電子たばこの一種。「ニコチン」の「ニコ」と「吸う」を意味する「パフ」をかけ合わせた造語で、ニコチン成分が含まれる液体を加熱し気化させた蒸気を吸う。 ■喫煙年齢の規制の対象外…中には10代の使用者も 器具のデザイン性の高さや多様な香りが魅力だという。 (20代) 「見た目もかわいいし。ファッション性が高いですね」 「味も濃いので。これやったら例えば“ストロベリーアイスクリーム”なんですけど、ほんまにアイスの味がするんですよ」 ニコパフは20歳未満の喫煙を禁じる法律の対象にはならないものの、若者たちのなかには10代だという人も。 (10代) 「違法やけど、誰かから買ったりして、パフパフ吸っている感じですね」 ■ニコチン入りニコパフは「未承認の医薬品」扱い 国内での販売・譲渡は禁止 そもそも、このニコパフ、日本国内での販売・譲渡は認められていない。