「不当逮捕だ」6千万円収賄容疑の市議が主張 勾留理由開示請求とは

熊本県八代市の発注工事をめぐる汚職事件で、あっせん収賄容疑で逮捕された市議の成松由紀夫容疑者(54)らの勾留理由開示手続きが25日、熊本簡裁であった。成松容疑者は「今回の件は不当逮捕であり、この件については一切、関与していません」と容疑を否認した。 逮捕後、成松容疑者が公開の場で話すのは逮捕後では初めて。「TOKYO 2020」と書かれた東京五輪のTシャツを着ていた。 容疑となっているのは、2022年に完成した新庁舎の建設工事をめぐるものだ。 19年9月の一般競争入札で、ゼネコン準大手の前田建設工業を中心とする共同企業体が118億円で落札した。 警視庁と熊本県警によると、成松容疑者はこの入札で前田側が有利になる評価基準案を採用するよう市幹部に指示し、落札後も工事の利益を増やすよう働きかけ、見返りとして前田側から21年6月上旬ごろに6千万円を受け取った疑いがある。5月7日に逮捕された。 成松容疑者と共謀したとして土木会社役員(61)と元市議(84)も同じ容疑で逮捕されている。 勾留理由の開示請求は、容疑者や被告が裁判所に対して、勾留を認めた理由を説明するよう求める手続き。 不当な拘束を禁止した憲法34条に基づき、刑事訴訟法で定められている。容疑者や弁護人らが請求でき、手続きは公開の法廷で行われる。原則として容疑者本人が出廷しなければ開廷されず、容疑者は意見を述べることもできる。

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